日野レンジャーのDPFトラブルについて
2026/02/04
こんにちは!
分解しないエンジン&DPFクリーニングでおなじみの
グッドワン本州AIS 近森です。
ディーゼルトラックに搭載されるDPF(Diesel Particulate Filter)は、排出ガス中の粒子状物質(PM)を捕集・燃焼処理するための重要な排気後処理装置です。
中型トラックの主力車種である日野レンジャーにおいても、DPFに関する不具合や警告灯点灯に関する問い合わせは非常に多いです。
DPF洗浄のみでは改善しない理由
現場において多く見られるのが
「DPF洗浄を実施したが改善しない」という事例です。
DPF内部に堆積する物質は以下に分類されます。
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燃焼可能なスス
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燃焼不能な灰分(アッシュ)
しかし、DPFトラブルの多くは
DPF単体の詰まりではなく、
排気系全体の機能低下や燃焼状態の悪化に起因していることが多いです。
そのため、DPF洗浄のみを実施しても、根本原因が解消されない限り、再生不良や警告灯点灯は再発することになってしまいます。
① 排気温度不足による再生不成立
DPF再生には、概ね600℃前後の排気温度が必要とされます。
しかし、以下の要因がある場合、再生条件を満たせないケースが多いです。
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インジェクター噴霧不良
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排気温度センサーの測定誤差
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EGRバルブの固着または作動不良
特に、強制再生を実施しても最大排気温度が500℃未満で頭打ちになる場合、DPF以外の系統に問題が存在する可能性が高いのです。
② 燃焼状態の悪化によるスス発生量の増加
DPFは結果としてススを処理する装置であり、
ススの発生量そのものを抑制する機能はありません。
以下の運用条件では、スス発生量が増加しやすいです。
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燃料噴射の霧化不良
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低回転・低負荷走行の常態化
-
短距離走行の繰り返し
これにより、DPFの再生頻度が過剰となり、システム全体に負荷がかかるのです。
③ DPF以外の排気後処理装置の機能低下
DPF自体の数値に異常が見られないにもかかわらず、
再生不良が継続する事例も多いです。
主な要因として以下が挙げられます。
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DOC(酸化触媒)の劣化
-
排気流量の低下
-
排気配管内部の汚損・閉塞
この場合、DPF単体の点検・洗浄では改善せず、排気系全体を見直す必要があります。
運行条件がDPF寿命に与える影響
同一車種・同一走行距離であっても、DPFトラブルの発生頻度には大きな差がうまれます。
差異を生む主な要因は
-
適切なエンジン回転域の使用
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再生中のエンジン停止回避
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燃焼系および排気系の定期的なメンテナンス
これらの運用管理により、DPFの寿命およびトラブル発生率は大きく左右されると言えます。
総括
日野レンジャーにおけるDPFトラブルは、DPF単体の不具合ではなく、燃焼・排気・運用条件・センサー情報が複合的に影響した結果として発生するケースが大半であります。
再生不良や警告灯点灯が継続する場合、DPFのみを対象とした対処ではなく、エンジンおよび排気後処理システム全体を俯瞰した診断が求められます。
DPFは「原因」ではなく「結果」であるという認識が、適切なトラブル解決への第一歩となるかもしれませんね
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近森
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