「いすゞ アドブルー 噴射異常」—原因の本命は“シアヌル酸の結晶化”
2026/01/14
こんにちは!
グッドワン本州AISの近森です。
施工の依頼を受けて、車両の診断をしに伺った際、
DPFの異常だと思ったらアドブルー(尿素SCRシステム)だった!という展開もよ
くあります。今日はアドブルーの結晶化について、書いていこうと思います。
例えば「いすゞ アドブルー 噴射異常」で検索してここに辿り着いた方の多くは、
警告灯点灯や出力制限、最悪の場合の始動制限など“すぐ直したい”症状に直面していると思います。
アドブルー(AdBlue)は尿素SCRシステムでNOx(窒素酸化物)を浄化するための重要な液ですが、ここで厄介なのが“結晶化”です。
単なる尿素の白い結晶だけでなく、より硬く落ちにくい堆積物として語られやすいのが「シアヌル酸」です。
AdBlueとは?なぜ噴射が重要なのか
AdBlue(アドブルー)はディーゼルの排気後処理「尿素SCRシステム」で使われ、排気中へ適量を噴射することでNOx低減を成立させます。
ところが噴射ノズルや配管、フィルター周辺で詰まりが起きると、噴射量が不足・過多になり「噴射異常」判定につながります。
警告灯の原因として、噴射装置の不具合や配管の詰まり、結晶化が挙げられています。
「白い固形物」の正体:シアヌル酸“など”の堆積について
現場で問題になりやすいのが、マフラー(排気系)側やSCR周辺に堆積する白い固形物です。
これについて「シアヌル酸など」であること、そして尿素水に含まれるトリウレット等の不純物が関係する、という説明があります。
また、トリウレットが昇温環境で変化してシアヌル酸へ…という趣旨の解説もあり、
単に“冷えて凍ったから白くなった”だけではない、という点が重要です。
どうして結晶化(堆積)が起きる?3つの典型パターン
結晶化の背景は1つではありません。代表的には次の要因が重なります。
1) 水分の蒸発 → 濃度が上がって析出
AdBlueは尿素と水の混合液で、温度や環境条件で水分が抜けると濃度が上がり、溶けきれない成分が固形化しやすくなります。
結晶化の根本原因として“水分の蒸発”を挙げ、温度が高いと進みやすい点も報告されています。
2) 噴射条件が合わない(低温・短距離・噴霧不良など)
排気温度が十分でない、短距離走行が多い、噴霧状態が悪い—こうした条件は、
尿素が理想通りに反応しない“置き土産”を作りやすく、結果として固形物が育ちます。
3) 不純物・保管状態・取り扱い
規格外品や異物混入、保管状態が悪い(キャップ開放・高温放置など)と、堆積リスクが上がります。
品質面の話として、不純物除去(トリウレット低減)に触れた説明もあります。
いすゞで「噴射異常」になった時に起きがちなこと
噴射系が詰まると、ECUは目標噴射に対して圧力や流量が合わない状態を検知し、故障コードや警告灯点灯に進みます。
実際、結晶化によりラインやインジェクターが詰まり“圧力異常”として現れる例も報告されています(P20系etc)。
予防するには??
「いすゞ アドブルー 噴射異常」を未然に防ぐには、結局“結晶化を育てないこと”が大切です。
1)できるだけ規格に合ったAdBlueを使い、保管も適切に(高温・開放を避ける)
2)極端な短距離運用ばかりを続けない(可能なら排気温度が乗る走りも混ぜる)
3)こぼしたアドブルーは放置せず除去(乾くと結晶化しやすい)
4)すでに警告灯が出ているなら、無理に走り続けず点検へ(詰まりが進むと修理が重くなりがち)
弊社では
アドブルーの結晶化を防ぐ薬液の販売もしております。
気になる方は是非、取扱商品にてチェックしてみてください。
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